Ontopia: The Topic Map Company

RDF と トピックマップの相互運用の実践


カンファレンス ISWC 2004
場所 広島、日本
日時 2004年11月
Steve Pepper
Lars Marius Garshol

English

チュートリアルの概要

この一日講座の目的は、RDFとトピックマップの相互運用への実践的なアプローチ方法を教える事です。

RDFは、もちろん、Tim Berners-LeeとWWWコンソーシアムによって構想された、"セマンティックWeb”の重要なコンポーネントです。トピックマップはRDFと共に広く知られ、"セマンティックWeb"の底辺で幅広く、重要な役割を果たすと予測されているISO標準です。    

RDFとトピックマップ間の類似性と共通性、及び、少なからず、おそらく、伝統的に競争関係にある組織により作成されたことにより、多くの人々はそれらを"標準"同士の競争であると捕らえてきました。しかしながら、このチュートリアルの講師は違う視点で捉えています。彼らはトピックマップとRDFを、相互補完的な物であると捕らえ、相乗効果探しを、数年間に渡り擁護してきました。

昨年彼らは、RDFとトピックマップのデータ間の相互運用へのアプローチ方法を開発、実装しました。それは、それらによる相乗効果を実際的に明らかにし、実世界のアプリケーションでも利用されはじめました。    

このチュートリアルは、このアプローチ方法を説明、正当化し、実践での応用方法を解説します。現在のコミュニティーの、"二つのうちのどちらが最善か"を討論する風潮を、双方の違いを理解することが両サイドの相乗効果を導くという考えに変化高めることが期待されています。    

さらに、チュートリアルの一つの結果は、RDFとトピックマップ間の関係を説明するW3C Noteとして、どのように2者間の交互運用性を達成するかを記録、公開される先駆けになることが期待されています。    

RDF、またはトピックマップに精通していれば有利になると思われますが、特別な予備知識は要求されません。RDFとトピックマップが実践でどの様に関係しているかを理解する事に興味がある、技術的、またはやや技術的な方々の参加が可能(望ましい)です。個々の事前の知識レベルに合わせて、当日のRDFとトピックマップの紹介内容は、調整されるでしょう。    

このチュートリアルでは、約2時間の実践的なアクティビティを予定していますので、参加者の方々は、ラップトップをご持参いただくようお願い致します。J2SE 1.4またはそれ以上のもの、そして最新バージョンのOmnigatorを、事前にインストールしておいて下さい。    

実践練習は、(1)RDFデータをトピックマップとみなすための語彙特定マッピングの定義づけ、(2)XMLデータからトピックマップを生成するためのRDFの使い方、そして(3)トピックマップに基づくポータルから、RSSの供給の形成方法、を含む予定です。    

詳細なアウトライン

  1. RDFの簡単な紹介
  2. トピックマップの簡単な紹介
  3. RDFとトピックマップの理論的モデルの比較
    1. 記号と物 (Symbols and things)
    2. アサーション (Assertions)
      1. 名前 (Names)
      2. 出現 (Occurrences)
      3. 関連 (Associations)
    3. 識別性 (Identity)
    4. 具体化 (Reification)
    5. 資格化 (Qualification)
    6. 型と下位型 (Types and subtypes)
    7. マージ (Merging)
  4. データコンバージョンへのアプローチ
    1. RDFによるトピックマップのモデリング
    2. 一般的なマッピングの考案
    3. 語彙特定のマッピングの考案
      1. RDFからトピックマップへ
      2. トピックマップからRDFへ
          
  5. 演習を伴った実践的なアプリケーション
    1. トピックマップ・アプリケーションによるRDFのブラウジング
    2. トピックマップ自動生成のためのRDFの使用
    3. トピックマップからのRSSの生成
  6. 標準群の対比
    1. 制約言語
      1. RDFスキーマ、OWLとTMCLの簡単な紹介       
      2. RDFスキーマとOWLのTMCLの変換
    2. 検索言語
      1. TMQLとRDF検索言語の簡単な紹介       
      2. 共通検索言語に向かって 

内容の大部分は、論文Living with Topic Maps and RDFに基づき、実際のアプリケーションに基づく実践な演習と、さらにOWLに関する材料を追加したものです。


講師紹介

Steve Pepper 氏は、トピックマップのソフトウェア、コンサルティングそしてトレーニング・サービスを提供するオントピア社の創設者であり、最高戦略責任者でもあります。    

SteveはJTC1/SC34 (SGMLと関連基準の開発に責任を持つISO委員会) のノルウェイの代表であり、HyTimeとトピックマップ基準への責任を持つWG3(Information Association)の主催者です。彼はXMLトピックマップ仕様書の編集者であり、有名な"TAO of Topic Maps"(トピックマップ道)を含む、多数のトピックマップ関連の論文やプレゼンテーションの著者です。    

Steveは、世界中で行われるSGML、XMLとナレッジ・マネジメント関連イベントの常連スピーカーであり、ここ何年かにわたり、"Whirlwind Guide to SGML and XML tools"の著者、及び、保守者です。また、彼はCharles Goldfarb,Chet Ensignと共に、"SGML Buyer's Guide"(Prentice-Hall, 1998)も著しました。彼の作品は以下の論文を含みます:

  1. The TAO of Topic Maps: Finding the Way in the Age of Information
  2. Curing the Web's Identity Crisis: Subject Indicators for RDF (co-authored with Sylvia Schwab)
  3. The XML Papers: Lessons on Applying Topic Maps (co-authored with Lars Marius Garshol)
  4. Ten Theses on Topic Maps and RDF
  5. Towards a General Theory of Scope (co-authored with Geir Ove Grønmo)

彼は経験豊富なチュートリアル講師で、Graphics Communications Association (GCA)とIDEALLianceによるXMLカンファレンスでは、多数のチュートリアルを行っています。    

Lars Marius Garshol 氏は、トピックマップソフトウェアのベンダーであるOntopia社の、開発マネージャーです。彼はXMLとトピックマップコミュニティーで、スピーカー、コンサルタント、そしてオープンソースの開発者としてこの数年間に渡り活発に活動しています。また、Lars Mariusは、オペラWebブラウザーへのユニコード・サポートに対する責任者でもあります。彼は2002年のCharles GoldfarbシリーズでのPrentice-Hallによって出版されたDefinitive XML Application Developmentの著者です。        

Lars Mariusはトピックマップ検索言語(ISO 18048 TMQL)とトピックマップデータモデル(ISO 13250-2 TMDM)の共同編集者です。彼は2種のトピックマップ製品、The Ontopia Knowledge Suite (OKS)とThe Ontopia MapMaker toolkitでのRDFサポートの実装の責任者です。彼の最新の論文は以下のとおりです。

  1. Topic Maps, RDF, DAML, OIL: A comparison
  2. Living with Topic Maps and RDF
  3. The XML Papers: Lessons on Applying Topic Maps (co-authored with Steve Pepper)
  4. Metadata? Thesauri? Taxonomies? Topic Maps! — Making sense of it all
   

彼は経験豊富なチュートリアル講師で、Graphics Communications Association (GCA)とIDEAllianceによって主催されたXMLカンファレンスで、多数のチュートリアルを行っています。